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2019/11/25

遺伝子とジャンクDNAPart2

9月16日(月)発行のブログで遺伝子とジャンクDNAについて書きました。

復習になりますが、遺伝子の本体はDNAといい、約30億塩基対のDNAの総称をゲノムといい、そのゲノムの中でタンパク質をつくれるDNAのかたまりを遺伝子と呼び、約2万個あるといいます。しかし、ゲノムの2%に過ぎず、残りの98%はタンパク質をつくられない、わからないDNAをいい、ジャンクDNAと呼ばれています。

しかし、最近の生命科学ではジャンクDNAにはたくさんの「宝物」があることを見つけ、世界中の研究者が論文を投稿しているといいます。一方、タンパク質をつくれる遺伝子ではわずか2%の中に人体をつくる設計図がありますが、各々の細胞には約2万個の遺伝子があり、その遺伝子の1つ1つにDNAスイッチがあり、そのスイッチが「OFF」になっていると病気になったり、人体の様々な機能に影響が起きるといいます。と書きました。

今回はもう少し具体的にSATOメソッドによる効果の可能性も含めてジャンクDNAとDNAスイッチについて書いてみます。

最初にジャンクDNAについてですが、ゲノムの98%を示すジャンクDNAは遺伝子の働きをコントロールする「コントローラ」ともいい、宝物ということで「トレジャーDNA」とも呼ばれているようです。

私達の人体をつくる遺伝子には基本となる設計図が備わっています。例えば、両親に備わった容姿、性格、体質などはそっくり遺伝することもありますが、個人差による微妙な違いもあります。それはジャンクDNAのコントロールが影響しているといいます。また、両親からの遺伝とは関係のない突然変異したDNAの配列が「70個」ジャンクDNAから見つかったとの報告もあります。これはだれにでもあり、特化した才能や能力として現れる可能性があるといいます。私がSATOメソッドを使って施術できるのは、もしかしたら70個の突然変異が目覚めたのかも知れません。そう考えたいですね。また、患者さんも個人差はあるものの施術ができるようになったのは関係があるかも知れません。

次に、DNAスイッチについてですが、約2万個ある1つ1つの遺伝子の中に1つ以上のDNAスイッチがあるといいます。基本的にすべてではありませんが、DNAスイッチは「OFF」になっているといいます。なぜかというと遺伝子の中の設計図によれば受精卵だけではなく、受精卵から生まれた200種類の細胞の1つ1つからも様々な細胞をつくることができるために、DNAスイッチが勝手に「ON」になると、例えば目の細胞から歯の細胞が生れてしまうというのです。

iPS細胞の生みの親、山中伸弥教授はDNAスイッチが勝手に「ON」にならないようにするために透明なプラスチックのカバーがついているとイメージしてくださいといいます。一方、透明なカバーがついてないDNAスイッチもあり、何らかの原因でスイッチが「OFF」になったり、逆に食事、運動、薬などでスイッチが「ON」になることも様々な実験などで徐々にあきらかになっているといいます。専門家の中ではDNAスイッチは「運命を変えるスイッチ」と呼ばれているようです。専門的にはエピジェネティクスといいます。

私が注目しているのはDNAスイッチを使ってがんの発症や増殖を抑えられないかです。がんを発症する原因はよく知られているのは環境の影響によって「がん抑制遺伝子」に傷がついて変異を起こし、がんを抑制する遺伝子が働かないためにがん細胞ができることですが、がん抑制遺伝子のDNAスイッチが「OFF」になっているためにがんを抑制する遺伝子が働かないためにがん細胞ができてしまうこともあるということです。ある本によるとがんの発症の原因の60%がDNAスイッチが「OFF」になっているためといいます。専門的にはエピジェネティクス変異といいます。

次に、なぜ「がんを抑える遺伝子」が働かないのかのメカニズムについて書いてみます。

NHKスペシャル「人体」取材班 遺伝子では次のように述べられています。DNAスイッチが「OFF」になるメカニズムはDNAメチル化酵素が「がんを抑える遺伝子」の表面に取り付いて、何やら小さな粒をくっつけます。これは炭素原子1つに水素原子3つのくっついた「メチル基」と呼ばれる分子で、大きさは1000万分の1ミリほど。実はメチル基、磁石のような役目をして周りにある様々な物質を「がん抑制遺伝子」のほうに引き寄せていきます。引き寄せられた物質同士が遺伝子を巻き込みながらくっついて、なんと「がんを抑える遺伝子」がクチャクチャに折りたたまれます。これでは、「がんを抑える遺伝子」をつくろうにも遺伝子に書かれた設計図の情報を読み取ることは出来ません。つまりDNAスイッチ、オフの状態になったのです。よって、「がんを抑える遺伝子」によるタンパク質がつくれないためにがんが発症したり増殖していくことになります。といいます。

まとめると、ジャックDNAとDNAスイッチに関して次のようなことが浮かんできました。一つめは、病気の原因に遺伝子の変異があっても病気から体を守るジャンクDNAを持っていれば、もしくは目覚めさせることができれば大丈夫。二つめは、病気の原因にDNAスイッチが「OFF」になっているならば、スイッチを「ON」にすればいい。いづれもSATOメソッドを使ってチャレンジしたいと思います。

 

 

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