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2019/08/26

がん幹細胞による「本物のがん」と「がんもどき」

4月29日(月)発行のブログ「眠っているがんを起こしてはいけない」を拝読して、に引き続きベストセラー作家・医師 近藤誠先生の著書「がん放置療法のすすめ」文藝春秋の中で、特に「本物のがん」と「がんもどき」になる原因ががん幹細胞によるものであると説明しているので紹介します。

がん細胞は正常細胞の遺伝子変異の積み重ねにより発生し、それが分裂・増殖することで、一塊のがん=悪性腫瘍をつくります。そのため従来は悪性腫瘍を構成する数億、数十億のがん細胞はどれも同じ性質のものと考えられてきました。しかし、がん細胞にはいくつかの性質の異なった複数のものがあり、がん=悪性腫瘍を作り出す大本のがん細胞の存在が明らかにされたのです。それが「がん幹細胞」です。と先生はいいます。

具体的には1個のがん幹細胞が発生すると、そのがん幹細胞の分裂・増殖によって、それと同じがん幹細胞と、分裂・増殖の激しい前駆(がん)細胞がつくれます。さらに前駆細胞から分化(がん)細胞がつくられます。といいます。

では他臓器へ転移し、命を奪う「本物のがん」と他臓器へ転移しない「がんもどき」の違いはどの時点で生まれるのでしょうか。それは最初の1個のがん幹細胞が発生したときです。つまり、多臓器へ転移する遺伝子変異が生じたがん幹細胞、すなわち転移能力のあるがん幹細胞は「本物」を形成し、初発がん又は原発がんに留まり、転移能力がないがん幹細胞は「もどき」をつくるのです。といいます。

さらには、次のような症例を出してがん幹細胞について説明しています。ちなみに転移巣が発見されたのに、いくら探しても初発病巣(原発巣ともいう)の臓器がわからない「原発不明がん」といわれるがんがあります。ドリフターズのいかりや長介さんの命を奪ったがんです。首の頸部リンパ節が腫れて(生検による組織診で)がんの転移巣と診断されたのに、最後まで初発巣が突き止められず、もともとどこの臓器に生じたがんだったのか最後まで不明でした。

この原発不明がんは「多段階発がん説」で説明できませんが、「がん幹細胞」によれば説明できます。といいます。ある臓器に発生したがん幹細胞が発生直後に分裂・転移し、転移した部位でがん幹細胞から前駆細胞や分化細胞が分裂・増殖して、転移巣を形成したものと考えられるのです。他方、初発巣のがん幹細胞は(未知の理由によって)なかなか分裂・増殖せず、発見できる大きさにならないと考えられます。

最後に次のように言います。繰り返しになりますが、「本物のがん」と「がんもどき」は正常細胞からがん幹細胞が発生するその時点で、決定づけられています。がん細胞の発生後に、おもむろに遺伝子変異が積み重なって悪性度が高まり、がんが周囲の組織へ浸潤し、さらに他臓器へ転移するようになるという「多段階発がん説」は誤りです。そのことががん幹細胞の発見という事実によって裏付けられたのです。

ここまでが近藤先生が言い続けてきた「がん放置療法」のすすめです。

幹細胞が何らかの原因でがん幹細胞になってしまったことにより、「本物のがん」と「がんもどき」が運命づけられます。とてもわかりやすいです。しかし、がん幹細胞にならないように予防することは出来ないのでしょうか。がん幹細胞にならないように遺伝子を調節することは出来ないのでしょうか。また、「本物のがん」になってしまえば100%改善は望めないのでしょうか。がん細胞の分裂・増殖を止めたりアポトーシスを起こすことは出来ないのでしょうか。最近の生命科学では遺伝子になれない98%のジャンクDNAの中に「宝物」と思われるDNAがあるといわれていますが、SATOメソッドはそこに働きかけて改善させることができないかと思っています。

一方、タンパク質をつくることができる残りの2%の遺伝子とは別に遺伝子の働きをコントロールする仕組みがあるといい、生命科学ではその仕組みをDNAスイッチと言って「運命を変えるスイッチ」ともいいますが(専門的にはエピジェネティックス)、そこにもSATOメソッドは働きかけることができるのではないかと思っています。

さらにはブログ「眠っているがんを起こしてはいけない」を拝読して、にも書きましたが、SATOメソッドで気の重心を足裏→地球の中心→宇宙の中心→宇宙の中心の内奥へと下げていくと、精神的にがんに対して、死に対して恐れなくなります。結果、よく「ピンピンコロリ」という言葉が使われますが、死のまぎわまで元気で生きて、コロッと楽しい世界へと旅立つことができることを伝えたいですね。

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