« SATOメソッド体験記part3 | トップページ | 輪廻転生の新しい考え方 »

2017/10/23

テロメアの短縮にブレーキをかける方法

6月14日(月)に発行したブログ(活性酸素とテロメア)でノーベル医学生理学賞を受賞されたエリザベス・ブラックパーン博士が書かれた著書「細胞から若返るテロメア・エフェクス」を紹介しました。

テロメアの長さは年齢とともに短くなることは知られていますが、ストレス、運動不足、体に悪い食材の摂取、睡眠負債、などが加わるとさらにテロメアの長さが短くなり、老化が進み、寿命を速めてしまう可能性があるといいます。

そこでエリザベス・ブラックバーン博士はテロメアの短縮にブレーキをかけたり、逆に長くできる方法を実験したり調査をして明らかにしました。具体的には確実に効く方法として食事、睡眠、運動、ストレス対処法(気功、瞑想など)に分類して最新の科学データを満載して紹介しています。

食事では、砂糖の入っている食べ物や飲み物、精製食品を避け、野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、低脂肪で質の高いタンパクを積極的に摂取すること。さらにオメガ3脂肪酸を含むサケやマグロなどの魚、葉物野菜、亜麻にや亜麻仁油を摂取すること。などを紹介しています。例えば、海藻や魚をたくさん食べている人は10年後、レットミートや精製食品や加工食品を多食してきた人に比べテロメアが長かったことが確認されました。

次に運動では、テロメアは中程度の運動と激しい運動と比べると、それほど変化はないことを知り、テロメアのためだけなら極限的な運動を志す必要はないと述べられています。運動しすぎて燃え尽きた運動選手は様々な肉体的不調におそわれる可能性があるだけではなく、細胞の中のテロメアが短くなることもあるといいます。

しかし、ストレスの多い生活を送っているなら運動は「すると良い」どころでなく「必須」だと思ってほしいといいます。さらに運動すればストレスによるテロメアの短縮を防ぐことができるともいいます。

次に睡眠では、十分に睡眠をとれれば暴飲暴食が抑えられ心が安定する。そして、テロメアの塩基対が失われる度合いが少なくなるといいます。テロメアは7時間の睡眠を好むそうです。睡眠の質を向上させるためには寝室に液晶機器を置かない方がいいといい、テロメアの短縮を抑えるためには睡眠時無呼吸やいびきや不眠の作用を最小限にするように心がけることを主張しています。

最後にストレス対処法では、様々な瞑想法が紹介されていて、健康増進の効果や炎症を抑えたりする効果があることが臨床試験で認められたといいます。瞑想が心身の健康におよぼす効果は多岐にわたって検証され、定期的に実践すれば瞑想はネガティブな思考パターンを和らげ、まわりの人とより深く繋がることを助けるといいます。

例えば、何かの一点に心を集中するサマタ式瞑想を3ヵ月間行った人々は対象群に比べてテロメアの値が大幅に上昇したといいます。そして、その傾向は被験者が高い目的意識をもって生きているほど顕著に現れました。

また、洞察瞑想を宿泊型で3週間集中して行った結果、瞑想経験者の白血球内のテロメアが長くなっていたことが確認されました。対象群の人々にはそうした変化はほとんど認められなかったといいます。

|

« SATOメソッド体験記part3 | トップページ | 輪廻転生の新しい考え方 »