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2016年11月

2016/11/28

抗がん剤が効く人と効かない人がいる

 最近、著書「立花隆 がん 生と死の謎に望む」を読んでいます。立花さんの本は過去に臨死体験、脳死に関する本を興味深く読みました。特に臨死体験はSATOメソッドを説明するのに大変参考になりました。いつも興味を持つのは、本の内容が学術的である一方、一般の人にも理解できるようにわかりやすく書いてあることです。

 今回のテーマである「抗がん剤の効く人と効かない人がいる」ことも本の中でもわかりやすく書かれていました。一言でいえば1人1人の遺伝子が違うために効く人と効かない人がいるということでした。

 一般的にがんが発症する原因は、正常細胞の遺伝子が変異して蓄積することだといいます。がんを発症させる遺伝子はがん遺伝子とがん抑制遺伝子があり、各々の遺伝子が変異して過度に細胞分裂したりブレーキが利かなくなった時です。肉眼で見えるくらいのがんは最初にがん細胞が生まれてから10年~20年経ち、がん細胞の数が10億個くらい蓄積された状態といいます。

 それから、抗がん剤を投与してもがん細胞は正常細胞の影に隠れたり、がん細胞そのものが薬物耐性を身につけるともいわれます。また、がん細胞をあらゆる手段で栄養や酸素を吸収されないようにしても、低酸素状態に追い込んでも、別の遺伝子がサポートするように働き、そのような環境下でも生きていけるのだといいます。

 もう一つ抗がん剤が効かない理由にガン幹細胞の存在です。ガン幹細胞は何らかの原因で正常な幹細胞ががん化してしまうことです。ガン幹細胞は、正常な普通の細胞が遺伝子の変異によってがん化することに比べ、がん化した幹細胞からがん細胞が生まれることです。

 この場合はがん細胞をいくら抗がん剤でたたいても親であるガン幹細胞から新しいがん細胞を生み出すためにイタチごっこになってしまいます。ガン幹細胞を直接殺すことはできないのです。殺すということは私達の生命を絶つことでもあるのです。

 最新の生命科学では、がん幹細胞を直接殺すのではなく、細胞分裂を抑制する薬の開発に専念しているといいます。

 立花さんは本の中で1人1人の遺伝子が違うので、がん細胞を直接100%殺すことはできないし、抗がん剤を使いすぎると免疫力が大きく低下し、副作用も増大し、体力が極端に落ち、むしろ寿命を縮めてしまうといいます。よって、ご自身の膀胱がんに再発、転移が生じた場合は抗がん剤治療を選択せず、がん細胞との共存・共生を望み、QOLを高める生き方をしたいと述べられています。

 次に、がんとSATOメソッドとの関わりについてお話しします。

 10月31日(月)に発行したブログのタイトル「SATOメソッドとオートファジー」で書きましたように修復可能な細胞に関してはオートファジーが主役を演じ、修復不可能な細胞に関してはアポトーシスとオートファジーの連係プレーをしているのではないかと思っています。がん細胞は修復不可能な細胞なので後者になります。

 次に、11月7日(月)に発行したブログのタイトル「SATOメソッドとエピジェネティクス」と11月14日(月)に発行したブログのタイトル「SATOメソッドと健康長寿」で書きましたようにがんになる原因は遺伝的要因(25%)よりは環境要因(75%)が大きいと思います。

 1人1人の遺伝子が違うために抗がん剤が効く人と効かない人がいることを私なりに考えてみようと思います。一般的に知られている遺伝情報はDNA→RNA→タンパク質へと伝達されるセントラル・ドグマの流れですので、1人1人の遺伝子が違うのは遺伝的要因が原因で抗がん剤が効く人と効かない人がいると解釈できます。

 しかし、逆転写情報伝達(RNA→DNA)の発見により遺伝子は色々な環境要因によってダイナミックに変わりうるものであるとわかってきたので抗がん剤が効く人と効かない人がいるとも解釈できます。一方、同じ環境要因でもエピジェネティクスの概念からDNAのメチル化やヒストン修飾によって遺伝子の働きを変えうることができるので同様なことが起きます。

 立花さんは、個人個人がみんな違った人生を歩んできたようにその人のがんも違った人生の反映なのです。だから患者Aと患者Bのがんが違った病態のがんになるのは当然のことなのです。同じ乳がんでも患者Aの乳がんと患者Bの乳がんはぜんぜん違うのです。同じがんはこの世に二つとないのです。といいます。

 そうであればSATOメソッドが役に立つことはできないだろうか。アポトーシスやオートファジーを誘導する情報を時空のない物質宇宙から発信し、逆転写またはエピジェネティクスを通じてタンパク質や遺伝子に直接影響を与えることができたら修復不可能ながん細胞でも私達の寿命を縮めるのを抑えられるかも知れません。それは気の重心を限りなく下げることです。患者さんの気の重心を「宇宙の中心の内奥」まで下げることです。

 具体的には、SATOメソッドはサムシンググレートや霊的宇宙から意識体を通じて病んでいる肉体に癒しの情報を送ることができます。いわゆる時空のない物質宇宙から時空のある物質宇宙に情報を変換して、がん細胞との共存・共生を可能にするのです。そうすれば、苦しむことなく寿命が尽きるまで人生を送れるのではないかと思っています。SATOメソッドのがんに対する治療効果はこのようなことでないだろうか。

 時空のある物質宇宙と時空のない物質宇宙に関しては、二つの世界で構成されているこの宇宙 http://www.satokiko.jp/?p=50 をご覧になってください。

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2016/11/21

健康寿命と平均寿命との差を縮める

 厚労省の資料によると男性の健康寿命は71.19歳、平均寿命は80.21歳、女性は健康寿命は74.21歳、平均寿命は86.61歳、いづれも健康寿命と平均寿命との差が大きい。特に女性は約13年も差があります。

 ある資料によると平均寿命は亡くなった人の平均年齢を指しますが、健康寿命は病気などで日常の生活の制限がされずに、健康的で自立できる年齢を指すといいます。

 健康的で自立できるということは仕事も家事も健康的にこなせるということでしょうか。あきらかに生活習慣病など重度の体の病気を患い、仕事も家事もできない人は健康寿命の範囲内には入れません。とてもわかりやすいです。一方、精神的病気や未病といわれる軽い病気を患っているが仕事や家事をどうにかこなせている人は健康寿命の範囲内に入るのでしょうか。

 健康寿命とは、あきらかに体も心も健全で未病もなく仕事や家事をこなせる人を指すのであれば理想的です。とても素晴らしいことです。

 SATOメソッドでは下丹田、中丹田、上丹田が「足裏以下」に下がってくると体が疲れにくくなる。精神が落ち着いて穏やかになる。雑念が湧きにくくなり、不要な拘り,執着,囚われが改善される。などの変化があります。

 このようなことが継続すると身体と精神の病気になりにくくなり、すでに病気が発症してしまった人も徐々に改善されてきます。そうなると仕事も家事も積極的にこなせるようになり、健康寿命の範囲内に入ってきます。

 ある資料によれば私達の肉体は約60兆の細胞からできていますが、その数はぼ一定に保たれているといいます。どの細胞も生まれて一定時間が経つと死にます。細胞が死ねば死んだ細胞の数だけ新しく生まれてくる細胞もできて、死んだ細胞の機能を引き継ぐといいます。これが新陳代謝と呼ばれている現象です。新陳代謝はあらゆる生体システムで生命力を維持し続けるために使う基本的なしくみと言われています。

 具体的には、細胞分裂には体細胞分裂(普通の細胞)と幹細胞の分裂に分類されます。体細胞分裂は胚からの発生過程、生後の成長、寿命や損傷などによって死んだ細胞の補充などのときに行われるといわれています。親細胞から二つの娘細胞に分裂します。

 一方、幹細胞の分裂は常に体細胞の数を維持するために特別の細胞として分裂しているといいます。例えば、造血幹細胞は自分をコピーするとともに赤血球や白血球などの血液細胞をつくり出します。すべて遺伝子による働きによるものと言われています。ただ、死んだ細胞がどのように新しい細胞に生まれてくるかの詳しいメカニズムはわかっていません。

 そういうことであれば、私達の寿命が尽きるまで安定的に体細胞分裂と幹細胞の分裂がバランスよく機能してくれれば安心できます。しかし、細胞には寿命の短い細胞(白血球・皮膚・腸の上皮細胞など)と寿命の長い細胞(神経細胞・肝細胞・心筋細胞など)がありますが、現実はどうなんでしょう。特に寿命の長い細胞が寿命が尽きるまでの間に様々な過度のストレスで不良になったり、細菌やウイルスに感染したり、がん化する可能性はあります。

 また、若い人は新陳代謝が活発で新しく生まれてくる細胞とのバランスはいいかもしれませんが、高齢になっていくと死んでいく細胞の方より生れてくる細胞の方が少なくなるのではないだろうか。そう考えると、私は新陳代謝による生体システムの他にオートファジーシステムにも期待したいと願っています。結果、病気の予防と老化の防止につながるからです。

 健康寿命に話を戻します。病気の予防と老化の防止が促進されると、仮に平均寿命が80歳でも健康寿命が限りなく80歳に近づくのではないでしょうか。新しく生まれる細胞が少なくても、古い細胞の品質管理が徹底されていれば実現できそうに思います。オートファジーの研究成果はそれを裏付けています。

 オートファジーはまだ動物実験や植物実験の段階で人間での実証実験はされていないといいます。しかし、このたびの研究成果は、私たちが心身ともに充実して生きていくための基本的な指針になると思いました。

 もちろん、寿命を無限に伸ばす必要はありませんし、質の高い生き方が重要です。時空のない物質宇宙からのアプローチは、時空のある物質宇宙だけからのアプローチをしてきた私たちにとっては冒険かもしれません。しかし、肉体と意識体との関係性を高めていくことが、結果的に健康寿命と平均寿命との差を縮める新しい試みだと思っています。

 時空のある物質宇宙と時空のない物質宇宙に関しては、二つの世界で構成されているこの宇宙 http://www.satokiko.jp/?p=50 をご覧になってください。

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SATOメソッドと健康長寿

 今回はSATOメソッドと健康長寿について書いてみました。

 先日、NHKスペシャルで100歳を超えた世界の健康長寿者が紹介されていました。私が興味を持ったのは健康長寿者とCRP定量との関係です。

 CRP定量とは体の中で起きる炎症の度合いを現す指標です。炎症には急性炎症と慢性炎症があり、前者は傷を受けた時に腫れ上がるなど病原菌から体を守るために起きる一時的な炎症。一定期間で治癒されます。一方、後者は加齢とともにゆっくり体内で進む炎症で自覚症状はほとんどない。細胞の老化免疫応答の低下に寄る弱い全身の炎症と定義されています。

 CRP数値の範囲は次のように表示されています。

 一般的な基準値の範囲       0.3以下(単位 mg/dl)

 軽い炎症などが検討される範囲  0.4~0.9

 中程度の炎症などが検討される範囲  1.0~2.0

 中程度以上の炎症などが検討される範囲  2.0~15.0

 重体な疾患の発症の可能性が検討される範囲  15.0~20.0

 以上のようにCRP数値は数値が高いほど炎症の度合いが高くなります。もしくは細胞の破壊が進んでいる状態である可能性が高いともいわれています。

 番組では慢性炎症でCRP数値が高く、長期間続くと糖尿病、動脈硬化、肺疾患、心疾患が発症しやすくなるといいます。

 因みに世界の健康長寿者の一人のCRP数値は0.03であったと驚くべきデータでした。

 では健康長寿者は両親から長寿遺伝子を受け継いだからということでしょうか。番組では遺伝要素ではないといいます。南デンマーク大学のカールクリスチャンセン教授が手掛けた100万組の一卵性双生児の生死を追跡調査したデータを示し、同じDNAを持っていても寿命には差があるといいます。

 いわゆる寿命の要素として遺伝的要因は25%、環境要因が75%であるというのです。すなわち、これらのデータから誰もが健康長寿者になれるチャンスがあるといいます。

 誰もができる3つの方法が紹介されて、健康番組でよく紹介される食餌療法、運動療法でした。加えて番組では3つ目に心の満足度を上げていました。特に私は3番目の心の満足度の中身に注目しました。

 それは、自己満足ではなく他者のことも考えた満足でした。例えば、おいしいものを食べた満足。お金をたくさんもらった満足。海外に旅行に行けた満足。ではなく、他者を思いやったり、気遣ったり、助けたりなどに目覚め、行動したり社会的活動している人たちの満足感が具体的にCRP数値が低くなることが分かったことです。

 10月17日に発行したブログ「肝機能が劇的に改善」を紹介しました。Mさんはひどい感染症になり、肝機能まで大きく低下しました。ご自身は根本原因は心の中にある潜在意識にあるといいます。CRP数値が基準値よりはるかに上がっていて重体な疾患の発症の可能性にかなり近づいていました。肝機能も基準値より2~3倍上がりました。

 しかし、SATOメソッドの自己トレーニングを真剣におこなったらひどい感染症もおさまり、肝機能も劇的に回復しました。具体的なデータは次のようになりました。

 炎症の指標であるCRP数値が14.5→0.83、肝機能のレベルを現すGOPが110→34、GPTが136→47に大きく下がりました。このような変化はSATOメソッドの特徴と健康長寿との間に何らかの関係性があると思いました。

続きを読む "SATOメソッドと健康長寿"

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2016/11/07

SATOメソッドとエピジェネティクス

 2016年1月25日(月)発行のブログで「SATOメソッドの不思議」を考え続けることの意義について、産婦人科医 小杉好紀先生が書いてくださいました。その中でエピジェネティクスについて次のように書いてあります。

 遺伝子のスイッチが思考によって切り替わること、そしてそれが子々孫々に伝わることが明らかになっていることです。これまではDNAの塩基配列ここそが遺伝情報であると考えられてきました。しかしそれとは異なる「エピジェネティクス」という仕組みと概念が分子生物学の分野で注目され始めました。

 それは親から子へ伝わる記憶であるばかりか日々の健康はもちろん、生きることそのものに大きな影響を与えています。DNAの塩基配列を変えることなく遺伝子の働きを変える。その「エピジェネティクス」の実体が特定の酵素によって行われていることは解明されています。しかしある酵素がどのようにして働いているかについては、実はまだ十分には理解されていません。と書いてあります。

 酵素はタンパク質の機能の一つです。ある資料ではタンパク質は細胞内のあらゆる生命活動に関わっており、遺伝子のオンとオフの制御、構造を支える、酵素反応、情報伝達、病原体の認識と排除など多岐にわたっていると書いてあります。さらにタンパク質は単独では働くことはほとんどなく、多くは他の複数のタンパク質と結合したり非常に接近することで機能していると書いてあります。互いに結合したり接近したりしてともに働くことを相互作用といいますが、他にタンパク質とDNAについても相互作用があるといいます。

 私は、SATOメソッドとエピジェネティクスとの間にも相互作用があると思っています。両親から受け継がれた情報は基本設計図として塩基配列のDNAに書き込まれています。一方、環境や物質、さらに思考からくる情報は細胞膜→タンパク質→DNAとの相互作用によってあらたにDNAという情報の上層にもう一つの情報が書き込まれ、そして記憶されます。いわゆる複雑な生命活動の実体は基本設計図にあらたにエピジェネティクスによる情報が加わって成り立っているのではないだろうか。

 SATOメソッドは時空のない物質宇宙から時空のある物質宇宙に変換されて、エピジェネティクスとの相互作用を行っているのではないだろうか。具体的には、「浄化・再生」とコネクトすると外界の気が霊的宇宙から意識体→肉体、内界の気がサムシング・グレートから意識の本質へ入り、本質→意識体→肉体へと伝わります。肉体に入るときにエピジェネティクスとの相互作用が起きるのではないだろうか。

 従来のエピジェネティクスとの違いは、時空のある物質宇宙からの情報だけではなく、時空のない物質宇宙から時空のある物質宇宙に変換して情報を伝えていることです。時空のない物質宇宙からの情報は時空のある物質宇宙の情報に比べるとはるかに多いので、あたらしいエピジェネティクスシステムが構築されるのではないかと期待しています。

 尚、時空のある物質宇宙、時空のない物質宇宙に関しては、二つの世界で構成されているこの宇宙 http://www.satokiko.jp/?p=50  ご覧になってください。

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